今回の記事は次のような人におすすめ!
- Kindle 端末の種類を詳しく知りたい方
- Kindle 端末の実機でじっくり比較してみたい方
- Kindle 端末の購入を検討している方
本記事では、全種類の最新 Kindle 端末を購入した私が、実機で比較しながら、特徴や種類をわかりやすく解説していきます。
購入の参考になれば幸いです!
各モデルの本音レビューもまとめているため、併せてご覧ください!
Kindle 端末の種類
Kindle 端末の主な種類は 3 つです!
機種 | 説明 | 定価(税込) | 特徴 |
---|---|---|---|
無印 Kindle | 最安値のモデル | ¥8,980~ | お手頃価格で、気軽に楽しめる端末 |
Kindle Paperwhite | 最も売れている大人気モデル | ¥14,980~ | 価格と性能のバランスが良すぎる端末 |
Kindle Oasis | 最上位モデル | ¥29,980~ | 使い勝手が断トツに良い端末 |
シグニチャーエディションは +α の位置付け
実は、Kindle Paperwhite シグニチャーエディションというモデルもありますが、通常の Kindle Paperwhite と基本的に変わりません。
👇Kindle Paperwhite とシグニチャーエディションの主な違いはこちら
Kindle Paperwhite | Kindle Paperwhite シグニチャーエディション | |
---|---|---|
定価(税込) | ¥14,980 ~ | ¥19,980 |
ワイヤレス充電 | × | ◯ |
容量 | 8GB | 32GB |
広告 | ありの場合、+¥2,000 | なし |
明るさ自動調整機能 | × | ◯ |
Kindle Paperwhite をグレードアップしたモデルが Kindle Paperwhite シグニチャーエディションという認識で大丈夫です。
本記事では、Kindle Paperwhite シグニチャーエディションを Kindle Paperwhite +α の位置付けとして、扱っています。
性能や定価のザックリ比較
👇まず、無印 Kindle・Kindle Paperwhite・Kindle Oasis の違いをザックリまとめたモノがこちら!
無印 Kindle | Kindle Paperwhite | Kindle Paperwhite シグニチャーエディション | Kindle Oasis | |
---|---|---|---|---|
定価の最安値(税込) | ¥8,980~ | ¥14,980~ | ¥19,980 | ¥29,980~ |
縦 × 横 × 厚さ (mm) | 160 × 113 × 8.7 | 174 × 125 × 8.1 | 174 × 125 × 8.1 | 159 × 141 × 3.4 ~ 8.4 |
ディスプレイサイズ(インチ) | 6.0 | 6.8 | 6.8 | 7.0 |
解像度 (ppi) | 167 | 300 | 300 | 300 |
フロントライト LED 個数 | 4 | 17 | 17 | 25 |
充電ケーブル | micro USB | USB-C | USB-C | micro USB |
容量 | 8GB | 8GB | 32GB | 8GB / 32GB |
フラットベゼル | × | ◯ | ◯ | ◯ |
防水機能 | × | ◯ | ◯ | ◯ |
色調調節ライト | × | ◯ | ◯ | ◯ |
明るさ自動調整機能 | × | × | ◯ | ◯ |
人間工学的デザイン | × | × | × | ◯ |
ページ送りボタン | × | × | × | ◯ |
カラー | ブラック / ホワイト | ブラック | ブラック | グラファイト |
バッテリー持ち | ▲ | ◎ | ◎ | ◯ |
ここから、文面だけでは伝わりにくい違いを、実機を使って深堀りしていきます。
全ての Kindle 端末を実機で比較!
1. サイズの比較
まず、サイズに関して、無印 Kindle と Kindle Oasis はコンパクトに対し、Kindle Paperwhite はやや縦長に大きい印象です。
また、厚みに関しては Kindle Oasis が最も薄いですが、全体的にどのモデルも驚くほど薄く感じます!
無印 Kindle | Kindle Paperwhite | Kindle Oasis | |
---|---|---|---|
縦幅 × 横幅 (cm) | 16.4 × 11.3 | 17.4 × 12.5 | 15.9 × 14.1 |
厚み (cm) | 0.87 | 0.81 | 0.34 |
2. 重量の比較
重さを比較すると、170 ~ 210g 前後でスマホと同じくらいの重量になります。体感、どれも軽いですが、無印 Kindle は軽すぎて、驚きました。
重さの比較
無印 Kindle | Kindle Paperwhite | Kindle Oasis | |
---|---|---|---|
重量 (g) | 174g | 205g | 188g |
実は、手で持ってみると、Kindle Oasis が異次元の軽さに感じます。
というのも、Kindle Oasis は手で持つ方に重さが偏っている(良い意味で)ため、軽く感じるのです。
3. デザインの比較
デザインは Kindle Oasis が正方形、無印 Kindle と Kindle Paperwhite は縦長の長方形に近いです。
また、色味は Kindle Oasis は高級感が溢れるグラファイトに対し、無印 Kindle と Kindle Paperwhite はクールなブラックになります。
無印 Kindle の色には、ホワイトもあります。
ベゼルに関しては、Kindle Paperwhite と Kindle Oasia はフラット(フラットベゼル)です。ディスプレイが浮くこともなく、読書に集中しやすくなっています。
一方で、無印 Kindle はディスプレイの境目がハッキリしており、違和感を感じる人もいるかもしれません。
背面に関しては、無印 Kindle と Kindle Paperwhite の背面は平面ですが、Kindle Oasis は手に引っかかるように、凹みがあるデザインになっています。
👇 さらに、素材もそれぞれ異なります。
無印 Kindle | Kindle Paperwhite | Kindle Oasis | |
---|---|---|---|
素材 | プラスチック | マットな素材 | アルミニウム |
手触り | ツルツル | 手に馴染む感じ | 超ツルツル |
光沢 | あり | なし | あり |
Kindle Oasis は光沢と艶も相まって、高級感あり。Kindle Paperwhite もマットな素材が良い味を出しています。
電源の位置は Kindle Oasis が上側面(右利きの場合)に対し、無印 Kindle と Kindle Paperwhite は下側面です。
無印 Kindle | Kindle Paperwhite | Kindle Oasis | |
---|---|---|---|
色味 | ブラック / ホワイト | ブラック | グラファイト(ダークグレー) |
フラットベゼル | × | ◯ | ◯ |
素材 | プラスチック | マットな素材 | アルミニウム |
光沢 | あり | なし | あり |
形状 | 正方形 | 正方形 | 長方形(縦長) |
電源の位置 | 下側面 | 下側面 | 上側面(右利きの場合) |
4. 処理速度の比較
👇Kindle Oasis と Kindle Paperwhite の動作速度を比較した動画はこちら!
結論、そこまで大きな差はありませんでした。
👇一方で、無印 Kindle と Kindle Oasis の動作を比較すると、表示速度に違いが生まれました。
👆 無印 Kindle の方がキレイに表示されるまで、時間がかかっています。
無印 Kindle | Kindle Oasis | Kindle Paperwhite | |
---|---|---|---|
処理速度 | ▲ | ◯ | ◯ |
5. ディスプレイの比較
モデル | 無印 Kindle | Kindle Paperwhite | Kindle Oasis |
---|---|---|---|
ディスプレイのサイズ(インチ) | 6.0 | 6.8 | 7.0 |
ディスプレイのサイズに関して、無印 Kindle は他モデルと比べて、一回り小さいです。
無印 Kindle は文庫サイズに近いため、マンガや雑誌などの画像メインの本は読みにくいように感じます。
また、解像度に関しても、無印 Kindle は他モデルよりも粗いです。
モデル | 無印 Kindle | Kindle Paperwhite | Kindle Oasis |
---|---|---|---|
解像度 (ppi) | 167 | 300 | 300 |
実際に、マンガの同ページを比較してみると、粗さは際立ちます。
明るさに関しては、Kindle Oasis が最も明るいですが、全モデルともに実用的な明るさでした!
ただし、暖かさの調整は無印 Kindle では、できません。
モデル | 無印 Kindle | Kindle Paperwhite | Kindle Oasis |
---|---|---|---|
ディスプレイのサイズ(インチ) | 6.0 | 6.8 | 7.0 |
解像度 (ppi) | 167 | 300 | 300 |
明るさの調整 | ◯ | ◯ | ◎ |
暖かみの調整 | × | ◯ | ◯ |
6. 防水の比較
無印 Kindle | Kindle Paperwhite | Kindle Oasis | |
---|---|---|---|
防水 | × | ◯ | ◯ |
無印 Kindle のみ防水に未対応です。
👇Kindle Paperwhite と Kindle Oasis は防水で、お風呂で読書できます!
Kindle Paperwhiteは、IPX8等級の防水機能を備えています。実験では、真水で水深2メートルまでで最大60分、または海水で水深0.25メートルまでで最大3分まで耐えられることが確認されているので、うっかり水がかかっても、バスタブに落としてしまっても安心。
Kindle Paperwhite | Amazon.co.jp
7. 持ちやすさの比較
無印 Kindle はコンパクトかつ軽量サイズだけあって、非常に持ちやすいです!
Kindle Paperwhite も軽量サイズで持ちやすいですが、他モデルよりも全体的に大きいため、手や腕への負担は多い印象を受けます。
Kindle Oasis に関しては、人間工学に基づいたデザインだけあって、非常に持ちやすいです!裏側にある取手もフィット感を増して、最高です。
また、Kindle Oasis は重量が持ち手に良い意味で偏っているため、普通に持つよりもより一層、軽く感じます。
他モデルと比べても、Kindle Oasis の持ちやすさはピカイチです!
無印 Kindle | Kindle Paperwhite | Kindle Oasis | |
---|---|---|---|
片手持ち | ◯ | ◯ ~ ▲ | ◎ |
手・腕への負担の少なさ | ◯ | ▲ | ◎ |
手のフィット感 | ◯ | ◯ | ◎ |
8. ページめくりの比較
無印 Kindle | Kindle Paperwhite | Kindle Oasis | |
---|---|---|---|
ページめくりの方法 | スワイプ / タップ | スワイプ / タップ | ・スワイプ / タップ ・ページめくりボタン |
従来のように、無印 Kindle・Kindle Paperwhite は スワイプ / タップでページめくりを行います。
一方で Kindle Oasis には、ページ送りボタンも搭載。スワイプ /タップをしなくとも、手の近くにあるボタンを押すだけで、次ページ or 前ページに進めます!
また、Kindle Oasis には自動回転の機能も搭載されているため、右利き・左利き、どちらでも問題ありません!
スワイプ / タップの操作は、思うようにページめくりできないケースがあるため、ストレスに感じることも…。Kindle Oasis のページ送りボタンは、確実にページめくりできて、ノンストレスです!
Kindle Oasis のページおくりボタンは、使い勝手を上げた立役者と感じています!
心の底から使いやすくて、お気に入りです。
無印 Kindle | Kindle Paperwhite | Kindle Oasis | |
---|---|---|---|
ページめくり | ◯ ~ ▲ | ◎ | ◎ |
9. バッテリー持ちの比較
バッテリー持ちを比較すると、Kindle Paperwhite が最も長持ちします。
無印 Kindle | Kindle Paperwhite | Kindle Oasis | |
---|---|---|---|
バッテリー持ち 明るさ設定 13 で ワイヤレス接続オフで 1 日 30 分使用した場合 | 最大 数週間 | 最大 10 週間 | 最大 6 週間 |
実際に使ってみると、無印 Kindle の充電の減りはめちゃくちゃ早いです。Kindle Oasis も充電の頻度は多く、バッテリー持ちは微妙に感じました。
一方で「どのモデルよりも長持ち!」と体感できるほど、Kindle Paperwhite のバッテリー持ちは良かったです!
バッテリー持ちは Kindle Paperwhite が圧勝です!
Kindle Oasis のバッテリーは、やや貧弱な印象を受けますね…
10. 充電ケーブルの比較
無印 Kindle | Kindle Paperwhite | Kindle Oasis | |
---|---|---|---|
充電ケーブル | micro USB | USB-C | micro USB |
今まで Kindle 端末は全て micro USB 対応でしたが、Kindle Paperwhite(第 11 世代)から USB-C が採用されるようになりました。
近年 micro USB で充電するガジェットが減っているからこそ、Kindle Paperwhite が USB-C 対応になったのは、嬉しいポイントです!
11. 定価の比較
無印 Kindle は最安値で ¥10,000 を切っています!
一方で、Kindle Paperwhite は約 ¥15,000、なんと Kindle Oasis は約 ¥30,000 と高価格です。
無印 Kindle | Kindle Paperwhite | Kindle Oasis | |
---|---|---|---|
定価 | ¥8,980~ | ¥14,980~ | ¥29,980~ |
無印 Kindle と Kindle Oasis の価格差が半端ないですね…。
Kindle Paperwhite は中間に位置しますが、性能と価格のバランスが最も良いように感じます!
👇比較のまとめ
無印 Kindle | Kindle Paperwhite | Kindle Oasis | |
---|---|---|---|
縦幅 × 横幅 (cm) | 16.4 × 11.3 | 17.4 × 12.5 | 15.9 × 14.1 |
厚み (cm) | 0.87 | 0.81 | 0.34 |
重量 (g) | 174g | 205g | 188g |
色味 | ブラック / ホワイト | ブラック | グラファイト |
素材 | プラスチック | マットな素材 | アルミニウム |
光沢 | やや、あり | なし | あり |
形状 | 長方形(縦長) | 長方形(縦長) | 正方形 |
防水 | × | ◯ | ◯ |
電源の位置 | 下側面 | 下側面 | 上側面(右利きの場合) |
処理速度 | ▲ | ◯ | ◯ |
ディスプレイサイズ(インチ) | 6.0 | 6.8 | 7.0 |
解像度 (ppi) | 167 | 300 | 300 |
明るさの最大値(体感) | 十分、明るい | 十分、明るい | 明るすぎるくらい、明るい |
色の暖かさの最大値 | なし | 十分、暖かい | 十分、温かい |
片手持ち | ◯ | ◯ ~ ▲ | ◎ |
手・腕への負担の少なさ | ◯ | ▲ | ◎ |
手のフィット感 | ◯ | ◯ | ◎ |
ページめくり | ◯ ~ ▲ | ◯ ~ ▲ | ◎ |
バッテリー持ち | ▲ | ◎ | ◯ |
充電ケーブル | micro USB | USB-C | micro USB |
定価 | ¥8.980~ | ¥14,980~ | ¥29,980~ |
結論、どの機種がオススメなの?
👇私がオススメしたい機種はこちら
- Kindle Paperwhite
- Kindle Oasis
無印 Kindle は低価格なものの、読書体験を損なうようなディスプレイかつ内部処理も微妙なため、個人的にオススメできません。
一方で、Kindle Paperwhite は Kindle Oasis にも劣らない性能でありながら、価格も抑えられていて、万人にオススメです!
Kindle Oasis も高価格ですが、使い勝手は抜群に良いため、ヘビーユーザーにピッタリな端末と感じます。
おわりに
基本的に Kindle Paperwhite を選べば、失敗しないでしょう。もし、価格よりも使い勝手を優先するなら Kindle Oasis を選ぶことをオススメします!
自分にピッタリな Kindle 端末に出会えるキッカケになれば嬉しいです。